法華経の智慧より
大宇宙全部が十界ですから、そこ(その星)において人間生命がそれに応じて、何らかのかたちで出現する。
ここに、イヌだのネコだのいたとする。
そこに人間が1人もいなかったとすると、その畜生界にその人間界を感ずるのです、十界互具だから。
人間みたいなのが生まれるのです。
大宇宙は全て、南無妙法蓮華経より生じています。
しかし自然界には「南無妙法蓮華経」という音律は存在しません。
これは、人界の衆生が唱えるしかないのです。
だからこそ大宇宙は、人類を生み出したわけです。
南無妙法蓮華経をやすやすと唱えられることは、本当は奇跡の中の奇跡なのです。
イヌやネコでは、一生頑張ってもムリです。
したがって人類の第一の使命は、南無妙法蓮華経を唱え、また次世代の青年に受け継いでゆくことなのです。
この使命を放棄した人は、来世で人界に生まれてくることは難しくなるでしょう。