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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

池田先生「現代は死を忘れた文明」

法華経の智慧より

現代文明は「死を忘れた文明」と言われる。

それが同時に「欲望を野放しにした文明」となったことは偶然ではない。

死を意識するか否かが、人間と他の動物との違いです。

死を意識することによって、人間は人間になった。






江戸時代まで、死者は集落の一角に葬られていました。

今でも古い村を通ると、住宅のすぐ横に、無数の墓地が点々としています。

死亡率が高かったこともあり、家族の臨終を見ずに大人になることは稀でした。

死は日常であり、すぐ隣にあるものだったのです。

これは、全ての伝統社会に共通しています。



しかし現代では、墓地は人里離れた場所にひっそり集められ、墓参りも容易ではありません。

動物の死骸すら、保健所がすぐに片づけてしまいます。

臨終は自宅ではなく、病院で迎えるのが当たり前となり、死に向き合う機会はほとんどありません。



人々は「自分がいつか必ず死ぬ」ことを忘れたまま生きています。

金儲けにいそしむ人間がこれほど多いのも、「お金はあの世まで持っていけない」ことを忘れているからです。

死を忘れた生は、自ずから動物的にならざるを得ないのです。






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