若き日の日記1958/2/12
朝、先生のお宅へ
唯物史観を勉強しておくこと
労働組合の動きを知悉しておくこと
大要、以上の指導あり。
20世紀後半は唯物史観の時代といってもいいでしょう。
当然、広宣流布において、唯物史観との対話は避けて通れません。
池田先生は後年、ゴルビーをはじめとする共産国家首脳との対話を重ねてきましたが、戸田先生はその未来を見通しておられたのです。
また公明党も、左翼政党と連携する時代が続きました。
いわゆる教学にどれだけ精通していても、それだけで広宣流布はできません。内向きの言葉しか持たないからです。
宗門が広宣流布できなかった最大の理由はそこにあります。
牧口先生は実証実験として、価値論から仏法対話に誘因する手法を考案され、効果を証明されました。
仏法者は世法に無知であってはならないのです。