釈尊は弟子に対して
「良き友を持つことは、仏道の全てを成就することなのだ」
そう語ったと言われています。
すなわち、友と出会うことが仏法の目的であり、仏には必ず友がいることになります。
仏は、友と会うために、この世に生まれてくるのです。
仏とは「友情に生きる人」のことです。
孤独な仏はいないのです。
日蓮仏法では、仙人のように隠遁して孤独に修行に励むことを否定しています。
それは、人間社会の真っただ中でなければ、友情を育むことができないからです。
折伏といっても、特別なことではありません。
もし友人がカルトにだまされて不幸になっていたら、誰だってカルトと縁を切らせてやりたいと思うでしょう。それこそが折伏です。
友情を貫き通すことが折伏であり、成仏そのものなのです。