福田淳一財務事務次官と米山隆一新潟県知事が、女性問題で相次いで辞任を表明し、日本中が揺れています。
象徴的なのは、この2人が、日本の教育で理想とされてきた人間であることです。
福田前次官は、東大法学部を出て旧大蔵省に入省し、順調にキャリアを重ねて全官僚のトップとされる財務事務次官となりました。まさにエリートの鏡です。
米山前知事は、東大医学部を出て医学博士を取得する一方、司法試験にも合格するという、やはり超天才です。
少なくとも、日本の教育制度において、この2人は「最高の人材」であるはずなのです。
しかしながら、全国民が感じているように、この2人には品性のかけらもなく、とてもリーダーとしてふさわしい人間とは言えません。
「人格」が伴わなければ、どんなに頭脳明晰な人間でも、かえって害悪でしかないのです。
信仰とは、まさに人格を磨くための修行です。
真面目に信心に励めば、自然にリーダーとしてふさわしい人徳が備わってくるのです。