今日の聖教新聞に、元ストリートチルドレンのブラジルSGI圏長の体験談が掲載されています。
ジョベニト・カルバリョ・タバレスさんは、2歳の時に母を失い、養子に出されました。
しかし、家政婦の虐待に耐え切れず、6歳で家出し、そのまま路上生活者となりました。
10年後、行き倒れになっていた校長先生を病院に搬送したことがきっかけで、この校長の学校で清掃員の仕事を与えられます。
さらに読み書きを教わり、夜学にも通わせてもらい、とうとうリオデジャネイロ州立大学に合格しました。
大学卒業後、SGIのメンバーだったフィアンセとの縁で、法華経に帰依します。
南無妙法蓮華経を唱え始めて1か月半で、清掃員から校長補佐に大抜擢されます!
元ストリートチルドレンの若者が、路上生活からわずか数年で、副校長となったのです!
見事な「初信の功徳」の実証でした。
しかし教員免許がなかったので、再び大学に通い直し、
とうとうアルゼンチンの大学から教育学の博士号を授与されました!
2016年には、創価学園をモデルとした一貫校を創立し、地元リオデジャネイロ州から高い評価を受けています。
タバレス博士は、生きるために小学校すら通うことができず、読み書きすらできない少年時代を過ごしてきました。
教育の大切さを誰よりも痛感しているタバレス博士こそ、誰よりも教育者にふさわしい人物と言えます。
「宿命」は南無妙法蓮華経の法力で「使命」に転換します。
全てのマイナスがプラスに転じる、計り知れない仏法なのです。