1956/3/31本部幹部会スピーチより
私は選挙運動が毎年あったらいいと思っているのですよ。
学会は、金で選挙に出させるのではないから、はじめから信心によるのですから、信心の指導をしっかりやらねばならん。
選挙は、支部や学会の信心を締めるために使える。
実際、選挙をやれば学会の実勢力が公になりますから、日ごろの折伏・人材育成の成果が目に見えて明らかになります。
聖教新聞や公明新聞がどのように言い繕うと、参院比例区においてわずか3年で100万票減らしたことは事実ですから、誰もが広宣流布の「急激な退潮」を自覚せざるを得ません。
今では戸田先生の時代と違い、国政地方合わせて毎年数回は選挙戦があります。
その結果、学会の実勢力はリアルタイムでかなり詳細に把握できるようになりました。
ただし、選挙戦に力を入れすぎて、肝心の折伏がおろそかになっていることは、誰も否定できません。
郵政選挙の898万票から見ると、実に250万票も減らしています。もちろん、日本の人口減少をはるかに上回るペースです。空転を通り越して、完全な退転です。
その責任はやはり、広宣流布を指導している幹部たちにあります。
現実的には、折伏できない幹部は全員卒業させ、折伏に最適化した組織に再編し直す必要があるでしょう。