日蓮仏法では、「仏とは生命そのものである」と考えます。
一切衆生は、誰もが、ひとつずつ命を持っています。これは絶対に間違いありません笑
その意味において、一切衆生に差別はなく、完全に平等です。
そして、命は誰にとっても、間違いなく究極の宝です。
あなたを含め、万人万物が、本来仏なのです。
したがって成仏とは、凡夫が仏に変身するのではなく、「自身が仏であると自覚する」ことなのです。
ほとんどの宗教が、超越的な神仏を本尊とするのに対して、日蓮仏法では、開祖日蓮その人を本尊と仰ぎます。
なぜ、生身の人間が本尊なのか?
それは、日蓮が実在の人物であり、「命」を持っているからです。
エホバだろうと天照大神だろうと大日如来だろうと阿弥陀だろうと、所詮は人間がイメージしたものであり、結局は人間の命から生まれたシンボルです。
命そのものの価値とは、比較にもなりません。
そして、あなたも日蓮も、命はひとつずつしか持っていません。
その意味において、平等です。
万人が本尊に等しい存在であるならば、殺人は究極の罪となります。
だから、日蓮仏法は究極の平和主義なのです。
動物愛護や自然保護の論理的裏づけも、日蓮仏法によって初めて可能になります。
一切衆生の平等と生命の尊厳を説くのが、日蓮仏法なのです。