本日は東日本大震災発生5周年となります。
まさに国難というべき激甚災害であり、特に福島原発からはいまだに放射能が拡散されています。震災はいまだ続いているのです。
しかし、事故や急病で突発的に命を失った場合でも、仏法では、成仏できるかどうかには全く関係ないと説いています。
法華経を信じる者には、事故死はむしろ罪障消滅となり、すぐ健康な姿で生まれてくるとされているのです。
事故死は確かに不運なことですが、不幸でもなければ、人生の敗北でもありません。
むしろ、理想の死に方を考えると、そこそこ元気なうちに一瞬で命を失うほうが、病気で何十年も苦しみ抜いて死ぬより、ずっとマシかもしれません。
事故死の苦しみは一瞬です。
津波に飲まれた方々は、おそらく1分以内に意識を失ってしまったでしょう。
末期がんで、何か月も苦痛にのたうち回ることを思えば、わずかな苦痛です。
決して不幸な臨終だったとは言えないのです。
被害者の方々は、すでに元気な姿で、宇宙のどこかに生まれていることでしょう。