地涌の菩薩の使命は、自行化他に渡る題目です。
すなわち、この時代に折伏すべき友がいるからこそ、あなたは、今の時代に生まれてきたのです。
その友は、大聖人でも池田先生でも折伏できません。あなたでなければ救えないのです。
もし、師匠が全ての人を折伏できるなら、弟子はいりません。あなたは最初から生まれてこないでしょう。
折伏は「誰がするか」が、一番大事です。話のうまさなど二の次です。
もちろん、その場で発心するかどうかも関係ありません。聞法下種でも将来は必ず発心しますから、
仏法を語ることができただけでも、あなたは、その友を三世永遠に救ったことになります。
生涯に、たとえたった1人の友に法を語っただけでも、この世に生まれてきた意味があるといえるのです。
須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき
持妙法華問答抄