統一教会のルーツをたどると、ルターの宗教革命までさかのぼらねばなりません。
ルターは要するに「聖書原理主義者(ファンダメンダリスト)」です。プロテスタントの原点はすべてここからです。
アメリカに渡った清教徒たちもプロテスタントです。そのためアメリカでは今でもカソリックよりプロテスタントが主流であり、ファンダメンダリストが大勢います。
彼らは共和党の支持母体であり、共和党は事実上の宗教政党と考えていいでしょう。
朝鮮戦争後、アメリカは韓国を反共の防波堤にするため、キリスト教を「輸出」しました。
共産主義は無神論であるため、韓国人に神を信じさせることが最も重要だと考えたのです。
アメリカの宣教師が大挙して韓国に乗り込んできましたが、その多くは当然ファンダメンタリストです。
そのため、韓国のキリスト教は米国に似通って原理主義的なのです。
その中から台頭してきたのが、文鮮明です。文は「人類は6000年前に創造された」という原理主義を軸としながらも、個人崇拝と半島選民主義をミックスして、独特の異端思想を完成させました。
アメリカも朝鮮戦争特需で経済的に復活した日本に警戒感を抱き、日本の国富を半島経由で共和党に還流させるためのエージェントとして文鮮明を選びました。
そのような事情から「韓国はアダム国で日本はエバ国」という教義が捏造されました。
つまり、統一のバックには共和党がいます。トランプと統一の密接な関係からも、それは明らかです。
とはいえ、あまりにも個人崇拝・選民主義が過ぎるため、統一はアメリカ宗教界ではすでに異端を通り越して「キリスト教ですらない」とみなされています。
現在、韓鶴子は自らを「神の独り娘」と称し、独り息子とされるキリストと肩を並べる存在であると主張しています。我こそ現在のキリストということです。
これは、クリスチャンにとっては絶対に許せない増上慢です。
共和党としても、統一は資金源のひとつに過ぎず、支持基盤から反発されても韓鶴子を守り続ける価値はありません。むしろ、切るタイミングを計っているはずです。
つまり、日本が統一を潰しても、共和党を本気で怒らせることはないでしょう。
だからこそ彼らは、必死で自民党に媚びを売り、延命を図ってきたのです。
今こそ、完全に息の根を止めるときです!