新・人間革命「飛躍」より
世間ではよく「清濁併せ吞む」ということが度量のように言われるが、不正、不純を容認し、それに慣れてしまえば、自分自身が濁っていく。
信仰の世界においては「濁」は吞んではならない。
今、世間では自民党、特に安倍派の裏金スキャンダルで大騒ぎになっています。
明確に違法行為であり、有罪となれば公民権停止、つまり政界からの追放すらあり得ます。まさに自民結党以来の危機です。
政策という次元でいえば、安倍派は本気で国民負担の軽減に取り組んでおり、主張についての評価はできます。
それだけに、くだらぬことで足元をすくわれているのは、残念でなりません。
安倍派潰しを仕掛けたのは裏切られた統一なのか、増税カルトの財務省なのか、はたまた中共なのかCIAなのか、実際のところは不明です。
ともあれ明白なのは、
「濁」を呑めば結局は政敵に足元をすくわれてしまい、政治改革の大願を果たすことはできないという事実です。
公明党が絶対に清潔でなければならないのは、そのためです。
政界を浄化するためには、まず自らが清廉潔白であることが絶対条件です。
二度と、長沢や遠山のような勘違い議員を出してはならないでしょう。
政治以外の世界においても同様です。
師の教えは理想論ではなく、君たち青年が現実を勝ち抜くための珠玉の智慧なのです。
また仏法の次元でいえば、これは安倍晋三の福運が完全に尽きようとしていると見ることもできます。
安倍は表では東条英機、裏では韓鶴子を崇拝し、実質的には日本滅亡のために尽力してきました。
事実として消費税は安倍政権下で倍となり、日本経済は完全にとどめを刺されました。いまや、補助金注入で細々と延命している状態です。
最終的に、自らは銃弾で惨殺され、後継者たちも汚らわしいスキャンダルで葬られようとしています。
安倍晋三の人生は、誰の目にも明らかに「完敗」に終わりました。
邪宗の害毒からは、どれほどの権力者でも逃れることはできないのです。