若き日の日記1960/1/20より
岸全権ら、アメリカにて大歓迎との報道あり。
ノーベル平和賞候補とは、全く恐れ入る。
世界の平均的頭脳というものが、次第にわかってきた感じ。
日本も、アジアも、世界も、悪循環の歯車が回り始めた思いあり。
2/26より
岸首相、不条理と無理押しの報道しきり。
権力主義者の恥知らずの傲慢と、権威主義のあらわれなるか。唾棄。
国会の頭脳狂乱せば、日本の国土、そして国民の悩乱にまで及ぶか。
岸信介といったら、戸田先生を裏切って3.16をドタキャンし、こともあろうに文鮮明を終生の盟友に選んだ悩乱の天魔です。
池田先生は、岸の正体を当時から見破っていました。
彼の功罪には様々な意見があるでしょうが、結果として、今日まで日本が統一の食い物にされる因を作ったことは、誰にも否定できません。
中央地方問わず、ここまで統一が極秘に政界に浸透していたとは、誰が予想していたでしょうか。
当時の、池田先生の不吉な予感は、寸断たがわず的中してしまったのです。
統一についての詳しい情報は、まだ手元に無かったでしょうが、岸の「生命の本質」から、その危険性を鋭く見抜かれていたのです。
池田先生の目は誰も欺けないといわれるゆえんです。
師匠の本当の偉大さについて、われわれ弟子はまだまだ理解できていません。
知ったかぶりをせず、生涯謙虚に学び続ける必要があるでしょう。