小笠原慈聞といったら、神本仏迹論の邪義を唱えたことで知られています。
軍部に迎合して日蓮正宗の乗っ取りを企てた、まさに僭聖増上慢の権化です。
創価教育学会への弾圧も、小笠原の暗躍が大きく関係していました。いわば、牧口先生の仇です。
無論、戸田先生は徹底的に小笠原を責め、非を認めさせようとしました。
法を破る「坊主」と闘うことは、信徒として当然です。
最終的に小笠原は檀信徒からも免責され、完全に孤立してしまいます。神本仏迹論を放棄し、一切の公職に就かないことを確約しました。
しかし、破和合僧の罪は重く、まもなく小笠原は詐欺で全財産を失ってしまいました。
それを知った戸田先生は、なんと、男子部有志と共に小笠原に見舞金を送っています。
過去にどれほどの大きな非があろうと、悔い改めて正法に帰依した以上は、御僧侶です。
僧侶を外護することは、信徒として当然のことです。
以来、小笠原は生涯学会を支持し続けました。
今、学会が日顕宗と闘っているのは、彼らが宗開両祖をはじめ、歴代法主の教えをことごとく破壊しているからです。
今の大石寺には、僧侶のフリをした坊主しかいません。彼らを責めなければ、大聖人の弟子として失格です。
大石寺が学会破門の誤りを認め、日顕を除歴するまで徹して闘うことこそ、歴代の大石寺御僧侶を守ることになるのです。
一、若輩爲りと雖も高位の檀那より末座に居くべからざる事。
日興遺誡置文