釈尊は悟りを得ると、まず以前の師である2人の仙人に法を説こうとしました。
2人の師はすでに他界しており、その願いは叶いませんでしたが、釈尊がまず第一に報恩を果たそうとしたことは、仏法を象徴しています。
師への報恩感謝こそ、仏法の根本精神です。
日蓮大聖人も、生涯釈迦像を大切に保持されました。
もちろん信仰の対象としてではなく、現代の学会員が先生奥様の写真を大切に飾るようなものです。
宗開両祖は当然として、日寛上人や日亨上人といった歴代法主(もちろん変な法主は除く)、三代会長に報恩感謝していくことが、仏法の根本なのです。
結果として釈尊は、かつての苦行仲間や長者の息子など、青年たちを次々と弟子入りさせていきます。
青年に正法を伝えていくことこそ、最高の報恩感謝となるのです。