いわゆる言論問題について、池田先生は、聖教新聞社編集スタッフとの懇談でこう伝えられたそうです。
自由にやりなさい。
私のことを批判しても構わない。
いわゆる折伏精神をはき違えた一部の弟子たちのやりすぎについて、池田先生は組織の長としての任命責任・管理責任を明確に認められました。
聖教新聞もジャーナリズムであり、報道の自由があります。海外の一流メディアでは、編集権は経営と完全に独立しており、自らの経営者を批判することも自由です。
先生もまた、聖教の記者に一流ジャーナリズムであることを求めたのです。
1970年5月3日日大講堂での本部総会に、池田先生は報道陣を招き、「妨害の意図はなかったが、配慮が足りなかった点を猛省する」と謝罪。また、会員の支持政党は自由であること、公明党議員は学会の役職を退くことなど、いわゆる政教分離原則を内外に示されました。
講演内容は翌日の新聞各紙でも報道され、
「相当思い切った体質改善案も含んでいる(朝日)」
など、肯定的に受け止められました。これ以降、学会への非難中傷は収束に向かっていきます。