公明党史上初の女性スキャンダルによる辞職で、党・支援者に計り知れない迷惑をかけた長沢元議員ですが、仏法上も、やはり無間地獄に墜ちることは避けられないのでしょうか?
これはひとえに、本人の今後の信心次第と言えます。
彼も、人一倍法華経の修行に励んできたのだと思います。ですから、これでもまだ宿業が軽く出ているはずなのです。
真面目な話、貧しい庶民出身の長沢元議員が、赤坂や銀座で豪遊し、若い愛人までできたわけです。残りの人生が謹慎三昧でも悔いは無いでしょう。
もともと末法の衆生は、何度死刑になってもおかしくないほどの深い罪業を抱えて生まれてきます。
これまで好き勝手に生きてきて、辞職程度で済んだのは転重軽受だと思って、死ぬまで感謝のお題目を挙げ続けることです。
それが、「法華経に南無する」ということです。
間違っても、法華経を捨ててはいけません。今、退転することは、「大手術の最中に麻酔を覚ます」ようなものです。
まさに無間地獄行きです。
庶民派で人気の高かったあの長沢広明でさえ、魔に敗れたのだから、誰が同じ立場になってもおかしくありません。他人事だと思ってはならないのです。
具体的にいうと、やはりお酒には注意です。しらふでは仏のような人でも、酔うと人格が変わってしまうケースはいくらでもあります。
少なくとも適量以上は飲むべきではありません。
金、酒、女といった相対的幸福は、功徳の一分でもありますが、それだけではどうしても天魔として働きやすくなります。
それを防ぐには、絶対的幸福境涯を築き、欲望に左右されない自分になるしかないのです。
御本尊に祈り、大聖人の御境涯を我が身に移すしかありません。
支援者の立場でいうと、このスキャンダルを変毒為薬し切るという決意が大切です。
ここまで堕落した議員が出た原因は、やはり甘やかしすぎたためです。
この際、「堕落した議員は全員追放するのだ」という一念で、党を厳しく叱り、指導していくのです。