パリ五輪が始まりました。話題のセーヌ川についてのエピソードをひとつ。
若き日のナポレオンは政変によって逮捕されたことがあります。
極刑は免れましたが、軍務から追放され、ニートとなってしまいました。
人生に絶望し、死に場所を求めてセーヌ河畔をさまよっていたところ、偶然旧友と再会し、説得されて自殺を思いとどまりました。
この数年後、彼が「皇帝」にまで昇り詰めるとは、神ですら予想できなかったでしょう。
一時の境遇で青年を評価するのは、あまりにも愚かです。若さとは、それだけで無限の可能性です。
だからこそ、全ての社会において、青年を守り、育て、尊重していく必要があります。
若者が絶望し、自ら人生を放棄するのは、絶対に間違っています。たとえどんな姿になろうとも、逞しく生き抜くことです。
君こそが「明日の皇帝」なのだから。