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21世紀の日蓮仏法

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池田先生が沖縄で「人間革命」を起稿された意義


米兵は沖縄の民間人を火炎放射器で焼き殺した





希望対話より



私は、小説「人間革命」の冒頭を、「どこで書き始めようか」と考えました。

考えた上で、沖縄に行って書き始めたのです。

沖縄ほど、戦争の悲惨を味わったところはないからです。

「日本の権力の魔性」の犠牲になってきたところはないからです。



「本土のため」に、沖縄を「盾にした」と言ってよい。

住民の、何と4人に1人が亡くなった。

話すだけでも、怒りの涙がこみあげてくる。



住民を助けるべき日本軍が、反対に、住民の隠れていた壕を奪い、食料を奪い、生命を奪ったという。

「戦争の足手まといになるから」という理由で、味方であるはずの日本軍から、集団で、自決(自殺)を命令されたのです。

家族や知り合いが、お互いに、鎌や鍬やこん棒をもって打ち合い、カミソリでのど元を切り、殺し合わなければならなかった






これは極めて重要な証言です。

池田先生は、決してたまたまではなく、「ここしかない」という思いで、沖縄を「人間革命」起稿の地に選ばれたのです。

先生が、いかに沖縄戦を重大に受け止められているかが分かります。

日本という国の卑劣さは、沖縄から見ないと、決して分かりません。




沖縄戦がとりわけ悲惨だったのは、日本軍上層部の補給計画がずさん過ぎたことです。

必要な食糧が届かなければ、現地で調達するしかありません。

しかし、住民にも軍に分け与える余裕はありません。そうなれば、略奪が横行することは自明の理です。

日本軍が鬼畜と化した最大の責任は、やはり上層部の無謀な作戦にあります。

現場を知らずに一方的な打ち出しを押し付ければ、必ず無理が生じるという、歴史の教訓でしょう。






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