新婦人抄より
(結婚)適齢期は、決して肉体的な年齢だけで決まるものではない。
精神的なものとか、その人の立場、境遇、さらには宿命の問題等が総合されて、その人なりの適齢期があるということです。
問題は、いくつで結婚するかではなく、いつ結婚するかである。
人と比較して早いとか遅いとかではなく、自分自身にとって幸せな結婚かどうか、ということです。
日本人は世界一横並び意識が強い民族なので、平均より結婚が早すぎたり遅すぎたりすると、不安を感じがちです。
しかし、人生はきわめて個性的なものなので、平均に合わせても幸せになれるかは分かりません。
「子どもは必ず3人ほしい」という女性は、遅くならないほうがいいだろうし、若いうちはキャリアを優先したい人もいるでしょう。
そのどれもが正しいし、100%の正解もありません。
そこが結婚というか人生の難しさであり、妙味でもあります。