新・人間革命「大道」より
東京には、幹部の数が実に多い。
そのせいか、幹部同士に遠慮があり、自ら先頭に立って戦おうとするのではなく、皆が他人任せになっている傾向がある。
「私が一切の責任を持ちます」という気概が感じられません。
中心者を盛り立てようとするのではなく、「我関せず」といった態度の人が多い。つまり団結できずにいる。その克服が最大のテーマです。
先生はここで東京について指導されていますが、全国に当てはまる部分も多いのではないでしょうか。
無責任な、肩書だけの幹部が多すぎます。
自らが率先して折伏するのではなく、部員さんに号令をかけるだけで終わっているケースが非常に多い。
それでは功徳が無くて当然です。功徳は組織で山分けではなく、折伏した本人だけが御本尊に直接いただくものだからです。
また、自分の組織のことしか祈らない人が多いことも問題です。
たとえば男子部であれば、女子部や壮婦のことは祈りません。創価班だったら、牙城会のことは無関心です笑
これはすでに「異体同心の祈り」ではありませんので、そこに信心の血脈は無く、どんなに学会活動を頑張っても功徳はありません。かえって組織を分裂させてしまうからです。
信心は南無男子部でも南無創価班でもなく、あくまで南無妙法蓮華経なのです。