新・人間革命「共戦」より
草創期に頑張ってこられた皆さんの多くは、先輩たちから、厳しく叱咤激励されてきた経験をお持ちでしょう。
しかし、人材の育成、教育の在り方は、時代と共に異なってきています。
自分が受けた訓練を、そのまま後輩に行うべきではありません。
これからは、賞賛、激励の時代です。
一つ一つの事柄を、具体的に讃えていくことが大事です。
あなたが10年前に受けた訓練を、そのまま後輩に繰り返しているとしたら、その訓練は10年時代遅れということになりますよね?
これが代々繰り返されれば、学会はとんでもない時代錯誤の集団と化してしまいます。
訓練内容を常に革新し続けるのは、リーダーの義務です。
「人間革命」を読むと、戸田先生や山本室長が厳しい指導をされているシーンが出てきます。
師匠のやり方だからと言って、それをそのまま猿真似するのは、とんでもない間違いです。
そもそもあなたは師匠でも何でもありません苦笑
指導法は世法上の技術であり、時代によって常に変えていかなくてはならないものです。
当時(終戦直後)は教師が生徒にビンタするのが当たり前という時代であり、口頭だけで指導するのは、それでもソフトな方だったのです。
しかし今は、大声など論外であり、言葉の選び方を間違えるだけでパワハラになる時代です。
その劇的な変化の中で、指導法も革命していかなければならないのは当然です。
あえて組織名を挙げるなら、男子学生部や創価班には、いまだにいわゆる「詰める」指導が行われている傾向が強いように思われます。
こんな指導は時代遅れであり、世間ではどこにも通用しません。
まともな青年は、みんな着いてこなくなってしまいます。
師匠の指導を無視し、自らが師匠を気取る幹部は、仏敵です! 提婆達多です!
威張る幹部は、組織から叩きだしていきましょう!