2007/5/8埼玉池田研修道場でのスピーチより
破邪顕正といっても、あくまで「破邪」が先である。まず悪と戦い、悪を打ち破るのだ。
それでこそ「顕正」がある。
破邪が根本であり、その次が顕正だ。この方程式を、深く胸に刻んでいただきたい。
立正安国論は、念仏の禁止を中心に訴えています。
中途半端に念仏を容認したまま、南無妙法蓮華経を唱えても、何の意味も無いからです。
このように折伏は、まず邪宗を徹底的に破折し、執着を絶ち切らせるところから始まります。
すぐ法華経に帰依させなくてもいいのです。まずは淫祇邪教から完全に離れさせることが第一です。
神社や寺を参拝しないと約束しない限り、御本尊を授与してはいけないのです。当たり前のことです。
四悉檀でいうと、まず対治悉檀が先であり、第一義悉檀は最後になります。
対治悉檀が不十分なまま、いきなり第一義悉檀を始めるから、なかなか入信に至らないのです。
師匠の指導の中に、折伏のコツはすべて含まれているのです。