池田先生はあるとき青年から
「広宣流布とは、どのような状態をいうのか」
と問われたとき
「文化という面から言えば、庶民のおばあちゃんが井戸端会議でベートーベンやバッハを論じる姿といえるかもしれない」
そう答えられたことがありました。
最高の文化芸術が、一般庶民に開放されて広く親しまれるようになってこそ、真に平等な社会であると言えます。
学問という面で言えば、やはり庶民のおばあちゃんが博士号を普通に持っているのが、広宣流布の世の中でしょう。
生活ということでいうなら、庶民でも年に1度くらいは大英博物館やルーブル美術館を観光できるようになるのが、広宣流布の世の中です。
もっとも、それらは広宣流布のひとつの段階であって、そうなったら終わりというものではありません。
末法は万年です。広宣流布は永遠に続くのです。