仏道修行の根本は、破邪です。悪を憎むことです。
悪を憎まない者が、仏の生命を湧現させることはありません。
悪を憎まない者は、正義を愛せない者なのです。
キリスト教では、無条件に悪を許せと説きますが、それは結局悪と妥協することになります。
悪とは断じて妥協しないのが、この仏法です。
仏界とは、仏敵を含め、全てに感謝できる境涯です。
だからといって破折もせず、ただ祈るだけで敵に感謝できるようになるなどというのは、ただの観念です。
悪は打ち滅ぼしてこそ、成長の糧となります。その時に初めて自然に感謝の念が湧いてくるのであって、
勝利もしないうちに感謝するのは、ただの妥協です。その時点で敗北です。
仏敵が憎いのは当然のことです。大聖人は、空海や法然を激烈に破折されています。
日興上人は五老僧の裏切りを生涯許されませんでした。
池田先生も、決して反逆者を許していません。
この「正義の憎しみ」を、われら弟子も引き継いでいかなくてはなりません。
敵を滅ぼすまで徹底的に憎み切るのが、仏の道なのです。
法華経を行じている以上、偏見や嫉妬から敵が現れることは避けられません。
そんな時は、妥協無く闘うことです。
ケースによっては、警察に告訴することも必要でしょう。
断じて敵に足元を見せてはいけません。
あなたが毅然とした態度を取ることが、敵を怯えさせ、仲間や後輩を守ることになります。
お人よしでは成仏できないのです。
煩悩即菩提の仏法です。
「おおいに憎め」の精神で、徹底的に悪を攻め滅ぼしていきましょう!