昭和26年6月10日、52人の精鋭が集合し、婦人部の結成式が行われました。これは青年部より先です。
戸田先生が会長に就任されて最初に着手されたのは、婦人部の結成だったのです。
まさに、女性の力によって広宣流布が実現されることを、最初から見通されていたのです。
結成式は、フランス料理の高級店で行われました。
もちろん法華の婦人は庶民のリーダーですから、お高く気取る必要はありません。しかしそれは、マナーやエチケットに無頓着でいいという意味ではありません。
戸田先生は、身だしなみや生活態度には実に厳しい方でした。
生活に実証が現れれば、やがては高級店での会食にも頻繁に招かれるようになります。その時に恥をかかせないためにも、あえて最初から高級店での食事の作法を教えたのです。
このように学会の訓練は、楽しみながらも自然に力がつくものでなくてはならないでしょう。