折伏とは、全員を学会員にする運動ではありません。
全員に正法を語っていく運動です。
「日蓮(法華経)の正しさはよくわかった、しかし自分は学会員になる気はない」
対話の結果がそれなら、それでいいのです。
御書には「強いて(正法を)説き聞かせよ」とあるものの「強いて入信させよ」などとは、どこにも書いてありません。
池田先生が、識者との対談で、入会を強引に勧められるでしょうか?
だから、組織として本来目標とすべきなのは、入会数ではなく、対話の数なのです。
入会をノルマとすると、どうしても強引に入会させるケースが出てきます。これだとすぐに退転したり、活動にまったく参加しないケースが増えるので、よくないのです。
日蓮大聖人の理解者が増えれば、自然に入会したいという人が出てきます。
それが本来の折伏なのです。
それはそれとして、幹部となる人材には、ちゃんと入会を決めた実績が不可欠でしょう。
ちゃんと対話を重ねれば、5年に1人、10年に1人であっても、入会を希望する相手が出てくるはずです。
誰も入会してくれないとしたら、対話が対話になっていない可能性があります。それでは、部員さんを指導していくことはできません。
男子部であれば、本尊流布を決めていない人材を部長以上に上げてはいけないでしょう。
また、幹部になってから本尊流布できていない場合も、折伏をサボっている可能性があり、昇格させてはいけません。
学会は折伏の団体です。幹部が折伏を怠れば学会は滅びます。
あくまで、現役バリバリで折伏している幹部が率いていくべきなのです。