新・人間革命「旭日」より
社会的な信頼を得るために、まず大切なのは、仕事で成功することです。それが一切の基盤になる。
そのために、人一倍、努力するのは当然です。
そして、題目を唱え抜いて、知恵を働かせていくんです。
広宣流布をわが人生の目的とし、そのために実証を示そうと、仕事の成功を祈るときに、おのずから勝利の道、福運の道が開かれていきます。
学会員は在家信徒ですから、社会で実証を示さなければ、信心している意味がありません。
学会の組織では幹部なのに、会社では全然昇進昇級無しというのでは、どこか一念が狂っています。
「体曲がれば影斜めなり」です。
第一、功徳の無い信心など、誰もやりません。
実証は折伏力の基盤です。学会活動だけ熱心にやっても不十分です。
何年もフリーターや派遣社員のままなど、理由もなく就職しない幹部がいたら、厳しく指導し、それでも働かなければ解任するべきです。
宿業によっては、どうしても職が見つからないという人もいるでしょうが、その人には幹部になる以外の使命があるのです。
少なくとも、定職に就くまでは、部員さんのお手本になりませんから、幹部とすべきではないでしょう。
「宮仕えは法華経」です。
いくら熱心にお題目を唱え、学会活動していても、社会的責任を果たしていなければ、謗法となり、功徳はありません。