人間革命シリーズは、戸田城聖・山本伸一の師弟を軸としつつ、草創の先駆者たちの紹介に多くの紙面を割いていることが、際立った特徴です。
おそらく彼らは、通常であれば、全くの庶民として、歴史に名を遺すこともなく消えていったはずの存在です。
しかし仏眼で見た時、年齢性別学歴職業一切関係なく、「折伏をやり抜いた人」こそが、後代のお手本として語り継がれるべきなのです。
池田先生が人間革命シリーズを書き続けられた理由のひとつは、真の功労者を万代先まで顕彰するためでもあったのです。
男子部ではよく「歴史を遺せ」というスローガンが口にされますが、結局は折伏をどこまでやり抜けたかです。
そのお手本こそ、人間革命シリーズに登場する、庶民の英雄たちなのです。