折伏しても入決に至らない最大の理由は、対話の相手が、邪法への執着を捨てきっていないためです。
また邪法に執着したまま、中途半端に入会させても、意味はありません。
立正安国論も、念仏の破折が内容の中核となっています。
お題目を唱えさせることより、まず念仏や禅や真言を止めさせるほうが重要です。
まずは「破邪」です。その次が「顕正」です。
したがって折伏の優先順位は、まず邪法を斬ることです。
信じている宗教を否定されるのだから当然、誰でも反発しますが、ハッキリ言い切ることです。
今の学会員はそれをしないから、功徳が少ないのです。
日本は摂受ではなく、折伏の国なのです。
だからたとえば、学会に入会させなくても、邪宗から離れさせれば、それも十分に折伏となります。
心は信念の空白を嫌います。
それまでの信仰を失ったら、誰でも心に空白を生じ、正法を求める気持ちが湧き上がります。
そのときこそ、正法を語る絶好のタイミングなのです。