大聖人は満31歳で立宗を宣言され、およそ30年間に渡って一瞬の休みもなく闘い続けられました。
熱原の法難により、民衆に確固たる信心が確立されたと証明されるには、27年もかかっています。
もし、大聖人の立宗が50歳だったとしたら、10年間しか闘えなかったことになります。
民衆に信心を浸透させるには、短すぎる時間です。
もちろん、後継者を育てる暇もありません。
一生の使命を果たそうと思うなら、何十年もかかります。壮年からでは間に合わないのです。
特に壮年以降は、後継育成が中心になってきますから、自らの成長と経験のために動き回れるのは、青年時代までだと考えたほうがいいでしょう。