池田先生「御義口伝講義」より
師の言葉をただ繰り返しているのが真の弟子ではない。
それを応用し、発展せしめて、師の意志を実践し、師の理想を実現していくのが、弟子であることを知らなければならない。
池田大作全集79 187頁より
伝統は大切である。しかし、食べ物も長く放っておけば腐ってしまう(爆笑)
古いものは何でも尊しとして、新しい息吹を取り入れなければ、どんな立派なものも、いつしか腐敗してしまう。
あなたが、10年前に先輩から受けた指導を、そのまま後輩に繰り返しているとしたら、その指導は10年時代遅れということになりますよね?
これが代々繰り返されれば、何十年も前の指導訓練が、延々と繰り返されることになります。
1960年に創刊されたグラフSGIは、昨年末を以て58年の歴史に幕を閉じ、休刊となりました。
変化は世の常であり、折伏弘教の表現が常に移り変わっていくのは当然です。
ちなみに1960年に最も売れたレコードは、小林旭の「ズンドコ節」だそうです。
...もはや、青年部にはそれが何なのかさっぱり分かりませんね笑
今の若者に、小林旭のレコードを売ろうとして、果たして売れるでしょうか?
あなたがやっている時代遅れの指導は、それと同じです。通用しないのが当然です。
猿真似の指導が代々続くのは、幹部が指導の本質を理解していない証です。
本質が分かっていれば、時代に即して自由に応用展開できるはずです。
音楽で言ったら、要は曲さえ良ければいいので、レコードがレコチョクに変わっても、小林旭があいみょんに変わっても、本質は一切ブレていませんよね?
自分の言葉で指導できないとしたら、あなたはその指導を本当は理解していません。生命に入っていないということです。
あなたにしかできない「表現」が、必ずあります。そうでなければ今の時代に生まれてきて、後輩を指導する立場になることはないはずです。
あなたは、先輩の指導を時代に即して進化させるために、今の時代に生まれてきたのです。