本来、学会の訓練を受け続けていれば、ベテランほど折伏が上手になるはずです。少なくとも下手になることはないはずです。
しかし現実には、若い時には結果を出している人材でも、年齢と共に折伏できなくなるケースが多すぎます!
大学校で1世帯の本流ができたとすれば、翌年も、その翌年も、最低1世帯はできなければおかしい。
できないとしたら、訓練を受けているのに、なぜか退化していることになります。
「進まざるは退転」どころの話ではありません。
たまたま調子の悪い年もあるかもしれませんが、5年も10年も本流できないとしたら、訓練が訓練になっていないか、むしろ逆効果ということです。
これがあなた自身に当てはまっているとしたら、あなたが今まで受けてきた訓練は、トータルとしてはかえってマイナスだったということです。
あなたの信心は惰性に流され、空転していたということです。
会合や選挙で寝る間もないほど動いていたかもしれませんが、それは単なる時間の浪費だったのです。
「活動」は忙しくても「信心」は空転していたのです。
それこそ、功徳や歓喜が実感できない理由だったのです。
厳しいようですが、結果を見る限り、そう断ぜざるを得ません。
つまり、今の学会は、貴重な人材に誤った訓練をして「潰して」しまっているということです。
もともと折伏の上手な人材を、わざわざ折伏下手に鍛え直してしまっています。
具体的には、人材を「会合屋」や「選挙屋」に育ててしまっているため、折伏ができなくなっています。
折伏を忘れた幹部が指導しているため、真の訓練ができなくなっているのです。
彼らは広布の組織を内側から破壊する「天魔の遣い」です!
牧口先生は、自ら500人に弘教し、弟子たちに折伏の模範を示されました。
長自らが先頭に立って折伏し、お手本を見せることが、真の訓練です。
長年折伏できていない幹部は、全員解任とし、結果を出している若手中心に組織を再編しなければなりません。人事の惰性は組織を滅ぼします。
昨年が1世帯だとしたら、今年は2世帯、来年は3世帯というように、どんどん折伏上手になっていくのが、本当の訓練です。
学会における人材育成とは、あくまで「折伏できる人材」を育てることです。
会合に参加するメンバーがどんなに増えても、折伏ができていなければ、何の意味もありません。ただの仲良しサークルです。
学会の訓練は、会合や選挙ではなく、あくまで折伏の訓練なのです。