1996/7/19本部幹部会スピーチより
戸田先生は言われた。
「広宣流布は、1人の青年が命を捨てれば必ずできる」と。
私がその「1人の青年」になった。
だからこそ、世界的な創価学会を作り上げた。
1人でいい。誰かではなく「自分」が厳然と立てばよいのである。
青年よ、全員が1人立て!
法華経の智慧より
「慈愛」という生命の音叉を鳴らせば、初めは1本でも、必ずどこかで、2本、3本と、同じ「慈愛」の音叉が鳴り出すのです。
波長はあるのです。誰かが最初に鳴らさなくては。
スポーツの世界では、1人の天才が出現することで全体がレベルアップすることが知られています。
つまり、最初の1人が革命的な技術やトレーニング法を発見し、それがすぐ全体に広まるわけです。
創価学会がわずか半世紀で世界に広まったのも、三代会長という「折伏の天才」が出現したからです。
牧口先生は、57歳で入信されてから逮捕されるまでの10余年の間に、自ら500人を入信に導かれたそうです。もちろん戸田先生も、牧口先生自らの折伏です。
師匠の折伏を弟子たちが横で見学し、真似をすることで、ここまで日蓮仏法が世界に広まったのです。
たった1人のお手本がいるかいないかです。
いないのなら、あなたがお手本になるのです。
折伏に年齢や役職は関係ありません。
「大幹部にならなければ組織は変えられない」
そのような考え方は、仏法ではありません。
あなたが、100人200人と折伏を決めたなら、大幹部がこぞって指導を受けに来るでしょう。
組織の愚痴を言う前に、まずどんな幹部にも負けないだけの折伏と教学を実践し、生活においても実証を示すことです。
あなた自身にとっても、それが一番得です。
信心は、自分が立ち上がるかどうかが全てなのです。
環境に支配されるか、環境を支配するかです。
お題目を挙げれば、日蓮大聖人と生命が一致していきます。
ならば、あなたにも広宣流布は必ずできるはずです。できないと決めつけることは御本尊への不信です。
惰性で会合に出るだけで、折伏しない弟子が何千何万人いても、意味はありません。
たった1人でも折伏に挑戦する弟子のほうが、価値があります。
この記事を読んだあなたが組織を、世界を変えていくのです。