池田大作全集74 138頁より
家族には特別に人気あるヒーローなどいらない。
そして、1人でも不幸な家族がいれば、家庭全体も幸福ではない。
仏法は1人の人の幸福のためにある。広布の組織も同じである。
組織のために人間がいるのではなく、人間のために組織がある。
例えば、どれほど折伏戦や選挙戦で勝利を収めたとしても、組織から1人でも自殺者が出たなら、とても喜ぶ事はできないでしょう。
「組織の勝利のためなら、1人や2人の見殺しはやむを得ない」
その考え方は、もはや仏法ではなく、ファシズムそのものです。
1人でも行き詰まって悩んでいる同志がいたなら、総力を挙げてその1人をフォローするのが、和合僧の真の在り方なのです。