池田大作全集74 221頁より
戸田先生は、よく「自分たちの努力で地区を作り、支部を作ったものが偉いのだ」と言われた。
できあがった組織の上で踊っているだけの姿を、戦いと錯覚してはならない。
全集74 478頁より
とくに組織においては、できあがった組織の力を自分の力と錯覚して、実力もないのに、自分が偉くなったかのように傲ってしまう。ここに大きな落とし穴がある。
全集73 305頁より
できあがった組織の上に、のんきにあぐらをかいていて、人間が本当にできあがるわけがない。
そんな浮ついた者は、口ばかり達者であっても、いざという時にはあてにならない。
全集68 186頁より
特に若くして多くの後輩のリーダーとなった青年部の諸君は、草創の先達によって築かれた広布の基盤の上に安住するような存在であっては絶対にならない。
多くの同志が集った会合で体裁よく話をしたり、組織上の立場にのって、指導、激励していれば、それで広布のリーダーであると考えているとするなら、大いなる誤りである。
師弟の大城より
広布の戦いは、どんな場所であれ、新しい組織をつくるくらいの気持ちでやらないと、結局、惰性で終わってしまう。
これらは特に、歴代会長をはじめとした最高幹部が、永遠に、額に入れて飾っておくべきご指導でしょう。
戸田先生の時代はタテ線ですから、折伏がそのままその組織の拡大でした。
長に求められる第一の役割は、「折伏を決める」「お手本を見せる」ことです。
結果が出せない幹部は、どんなに真面目でも降格されました。実力主義の徹底により、世代交代が自然に促されました。
しかし、組織が大きくなるにつれて、運営実務に長けた調整型の人材が幹部に選ばれやすくなります。
「実務屋」が組織に必要なのは理解できますが、彼らが信心の指導をするのは違います。
折伏や教学の実力を問うことなく、実務屋ばかりが幹部になっていったら、それは単なる官僚組織と化してしまいます。
学会は永遠に折伏の団体であり、折伏の結果を出している人材のみが、指導者の資格を持っているのです。