青年抄より
我が家にも近所のちっちゃな子が遊びに来ることがある。
家宅侵入をしてくるなり、とっとっと台所の冷蔵庫に直行し、中身の宝物をさらっていく。
本部にも、私の幼い友達はやってくる。彼らは、自由に動き、時には粗相もする。
親は慌てて子を叱ろうとするが、私は、叱る親を止める。
未来からの使者は、のびのびと自由奔放に育てたい。
子育てというと、とかく大人は型にはめようとしたがります。
保育園など、何百個のルールがあるか分かりません。
それを幼児に全て覚えさせて守らせようとする事自体、無理がありますが、それを無理やり守らせようとするから、「ルールを守らせること」が保育士の仕事になってしまいます。
全ての子どもには、本来、自分で学び育つ力があるはずです。
子どもの自然な成長を妨げないことが、真の保育であり教育なのです。