「人生の座標」より
人間主義者として一生を生きるならば、文学を読まなければならない。
読書が人間を「人間」にするのです。単なる技術屋であってはならない。
専門書には、それぞれの路線があるでしょう。それらも必要だが、文学は万人が学ぶべき基幹道路のようなものです。
ステイホームが求められている今こそ、大文学の読破に挑戦する、絶好の機会です。
もちろん映画や漫画であっても、古今の大文学に匹敵する作品はあります。
今だったら、連載が終わったばかりの「進撃の巨人」などは青年にお勧めです。
カミュやフランクル等の影響が随所に見られ、原作者が本格的に世界の大文学と格闘してきたことが分かります。
優れた文学との出会いは、人生最大の喜びといってもいいでしょう。