念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅 カルト撲滅
民進党が希望の党と合流の方向で調整に入っていると報じられています。
こうなると、希望の党の課題である「頭数不足」については一気に解決されます。
野党第一党となった希望が「消費増税凍結」「原発ゼロ」を掲げて打って出るとなると、情勢次第で都議選の再現になりかねません。
こうなれば、おそらく自民の単独過半数維持は絶望的で、自公合わせても過半数はハードルが高くなります。
とにかく国民の安倍不信が凄いからです。反自民というより、「反安倍」票が希望に集中するとみられます。
アベノミクス開始から5年目ですが、いまだにデフレ脱却宣言はできていません。経済で結果を出せない政権など、今の日本に不要です。
おそらく退陣は免れないでしょう。安倍総理は野党を甘く見すぎました。
問題は選挙後です。
自公で過半数を維持できなかった場合、ほかの党と連立を組まなければ、安定政権を維持できません。
つまり、自公連立時代の終わりとなります。
安倍総理が去れば憲法改正に必要な2/3にこだわる理由がなくなるので、自民が公明を切って維新と連立する可能性も高まります。
今公明党は「小池に裏切られた」と騒いでいますが、自民が裏切らない保証はありません。
すでにカジノ法案では公明の頭越しに維新と握手しているではありませんか。
理想的なのは、自民と希望の議席が拮抗し、公明がキャスティングボードを握る状態です。
こうなれば公明は是々非々で対応すればいいわけで、連立にこだわる必要はありません。
現代版「天下三分の計」です。
しかしながら、前代未聞の「長沢スキャンダル」の影響で、公明も数十万単位で票を減らすことが予想されます。特に外票は減るでしょう。
自ら招いた逆風ですが、これによって不適格な議員が淘汰されるのであれば、かえって良いのかもしれません。
組織票依存から脱却するいい機会です。
支援者がどんなに頑張っても、肝心の議員がとぼけていれば、票は減ります。当たり前のことです。
次も当選したければ、死に物狂いで仕事するしかありません。
そろそろ「与党ボケ」から目を覚まし、原点に立ち戻る時を迎えているのです。
すでに報じられている通り、都議選の結果、自民は結党以来最低の23議席という歴史的大敗を喫しました。
これにより、公明は自民と並ぶ都議会第2党に躍進しました。
自民党の福運が急速に尽きていることは、誰の目にも明らかです。
もとより自民党は、支持母体である神社本庁の意向を受けて、国家主義的政権運営を強化してきました。
さらに、衆参で単独過半数の議席を取り戻すと、連立相手の公明党をないがしろにする態度が目に余るようになります。まさしく本性をあらわにしたのです。
こうなれば、もはや諸天が自民党を守る理由はどこにもありません。
小池知事はもともと自民党出身であり、彼女の都民ファースト結成は、いわば自民一門での「内乱」です。仏法上は、自界叛逆難に相当すると考えられます。
自民党が再生するには、神社本庁(日本会議)という元凶ときっぱり縁を切るしかないでしょう。
ともあれ、今回の結果は、国政の政界再編と自公連立の限界を予期させるものです。
今の流れで小池知事が「国民ファーストの会」を結成して国政に乗り込めば、自民が壊滅的敗北を被ることは明らかです。
特に、小泉進次郎あたりがファーストの党首となれば、一気に政権交代もあり得ます。
こうなれば、公明にとって自民との連立・共闘はデメリットにしかなりません。もし今回の都議選で自民と組んでいたらと思うと、ぞっとします。
国民ファーストが結成された時点で、連立を解消し、都議会と同様、ファーストとの連携を模索する必要が出てくるでしょう。