第26回「SGIの日」記念提言より
第9条に関しては、手を付けるべきでないと従来から主張してきましたし、その信念は、今も変わりません。
(9条は)国家主権をあえて制限していますが(中略)それを国際機関(国連)に委ねるという約束事の上に成立したものであることは、その出自からも明らかでしょう。
国連による普遍的な安全保障と紛争予防措置の環境整備・確立を、21世紀にこそ実現すべく、日本がその道筋づくりの主導的役割を果たすべきだと訴えておきたい。
このように池田先生は、日本国憲法第9条を変えるべきでないと訴えられています。
仮に改憲勢力が国会の多数を占め、9条改憲の国民投票が強行された時には、創価学会こそが護憲運動の中核を担うべきであることは明らかです。
当然、池田先生は、空想的な軍備放棄を訴えているわけではありません。
地球民族主義を基調とした、国連主軸の安全保障体制の確立を示されています。
いわば、日本の自衛隊も含め、全世界の軍隊が「国連軍」に所属するのです。
先生が公明党を創立された理由のひとつは、地球民族主義の実現です。
日本のみならず、全世界の大衆のために公明党が存在します。
公明党には、内政のみならず外交にも尽力し、先頭に立って創立者のビジョンを実現していく責任があるのです。