※人間革命・展開より
私たちが世間並みの通り一遍の選挙活動の真似事をしたら、看板、鞄、地盤という名声、金、地盤もない我々の戦いに勝ち目のあるはずはありません。また、そんな汚い選挙をしたいとも思わない。
われわれは選挙のための選挙をやっているのではない。しかし今は選挙、選挙と先走ってしまい、日頃の学会活動なんか、かまっておられるかということになってきた。
信心を邪魔にさえ思い、選挙一辺倒でなければ勝てないように錯覚している。
広宣流布の戦いは広大で長遠です。たかが目先の選挙ぐらいで信心を見失っていてどうしますか。
座談会も地区講義も堂々と開くべきです。家庭指導もさらに活発にやらなくてはならない。
いつの間にか選挙体制にしてしまった組織を、元の信心の組織に戻して、それを強化することが、今一番大切な緊急時だと、私は考えています。
このように池田先生は、いわゆる選挙体制を否定されています。
国政はもとより、都道府県や市町村の選挙も合わせると、どこの組織でも年に数回は選挙があるのが普通です。
そのたびに3か月前から選挙体制にして、折伏を停止していたら、広宣流布はどんどん遅れていってしまいます。
いまや、選挙が活動のメインで、信心は選挙の隙間にやるような雰囲気です苦笑
その結果、ほぼ900万に達していた比例区の票は、700万を割り込んでいます。
今までのやり方が行き詰っているのは明白です。
そもそも、内票だけで800万前後はあるはずですので、学会員1人が1票ずつ外票を取れれば、1600万票出るはずなのです。
それが半分にも満たないのは、Fがほとんど票になっていないからです。外票はせいぜい100万から200万ではないでしょうか。
活動家ならFを何十も取るのが常識ですが、残念ながら、
1人1票も取れていないのが現実です。
算数ができれば誰もがわかるはずですが、残念ながら、その自覚を持っている学会員はほとんどいません。
現状認識が甘すぎます。
学会に偏見を持っている人が公明党に投票することは、絶対にありません!
そういう人に、いくら政策を語っても、無意味です。
票を増やす最短距離は、折伏です。仏法対話です。
また内部においては、立正安国の理念を徹底的に浸透させることです。
選挙だからこそ、いっそう仏法を語っていかなくてはいけません。
選挙のたびに中止になるような会合は、そもそも最初からやる必要が無いのです。
よく指摘されるように、学会は会合が多すぎます。
平常から個人指導、外部との対話を中心とした活動でなくてはいけません。
今の学会員は、度重なる選挙で下手に選挙慣れしてしまい、ついつい小細工に走りがちです。
しかし、しょせん策や要領で選挙のプロに勝てるわけがありません。敵は資金も人手もケタ違いなのです。
また、そんなもので勝っても意味はありません。
折伏して世帯を増やした結果、票も増えるのが、本来あるべき姿です。
選挙戦は政治活動ではなく、あくまで宗教活動なのです。
創価学会は、「三代会長」を広宣流布の永遠の師匠と仰ぎ、異体同心の信心をもって、池田先生が示された未来と世界にわたる大構想に基づき、世界広宣流布の大願を成就しゆくものである。
創価学会 会憲より