公明党の比例得票数は757万票となり、前回衆院選から上積みしました!
議席も大幅に伸ばし、憂慮されていた自民の単独過半数もギリギリ阻止できました。
国民は民共でもなければ自民単独でもなく、公明党参加の政権を選んだのです。
今回の選挙には、主に2つの逆風がありました。
ひとつは、安保法制が非常に複雑で理解しがたいために、支持母体である学会内部にすら反対意見が根強いことです。
特に、集団的自衛権と集団安全保障という全くの別件をまとめて通してしまったことは、拙速の批判を免れず、これは与党全体に責任があります。
法律の中身はともかくとしても、もっと時間をかけてひとつひとつ国民の理解を得ながら進めていくべきだったとは言えるでしょう。
要するに、内部の票が減る可能性が高い選挙戦だったわけです。
もうひとつの逆風は、マスコミが公明に自民やおおさか維新とまとめて「改憲勢力」のレッテルを貼り、事実上の民共支援キャンペーンを行ったことです。
確かに、自民が大勝すれば危険ですが、公明党の目指す「加憲」は、現在の憲法を補完することが目的であり、自民の目指す復古主義的改憲とは180度異なります。
したがって自公維で3分の2を獲ったとしても、とても一致協力して改憲の発議を出せる状態ではありません。マスコミはその事実を故意に無視しています。
さらに、民進の中にも改憲派は多く、彼らが護憲勢力というのも間違いです。
日本共産党に至っては、社会主義を目指す政党ですから、最終的に憲法を変えることは当然です。
すなわち、改憲勢力という単語そのものに意味が無いのです。
このような逆風の中で、票を上積みしたことは、まさに議員と支援者の地道な闘いの成果に他なりません。
特に、昨年からの折伏戦の成果が大きいでしょう。入信に至らなくても、立正安国への理解は着実に広まっていると言えます。
とはいえ、ピーク時の900万票から見ればまだまだであり、これで十分とはとても言えません。
「勝って兜の緒を締めよ」です。
結局、最も着実に票を伸ばしていく闘いは、折伏で法華信徒を増やしていくことです。
比例区の得票数は、広布の進展を測る物差しなのです。