池田会長講演集第一巻より
創価学会が発展してきた根本は、あくまで座談会です。
どのような時代が来ても、ゆるがせにしては絶対にいけません。
法華経の智慧より(池田名誉会長)
座談会は「大河」です。
あらゆる活動は、その大河に注ぎ込む「支流」です。
戸田先生は、具体的にどのような手順で学会を再建されたのでしょうか?
まず、先生は座談会で新来者を自ら折伏し、お手本を示されました。池田先生も、戸田先生の直接の折伏で入信しています。
師匠の折伏を間近で見学していた幹部たちが、今度はそれぞれ自ら座談会の中心者となって折伏のお手本を示します。
それを繰り返すことで、ネズミ算式に折伏できる人材が増えていき、見事に再建を果たしたのです。
このシステムには、大きく分けて3つのメリットがありました。
1.自力で折伏を決めるより、座談会に連れ出すほうがまだハードルが低い
2.自力で折伏するより、力量のある幹部に折伏してもらった方が決まりやすい
3.参加者全員が折伏の現場を見学できる
座談会こそは、究極の人材育成システムだったのです。
特に重要なのは、参加者全員が折伏現場を見学できることです。
今の学会に足りないのは、まさにこの機会です。
よほど才能のある人なら別ですが、凡人は言葉だけで指導激励してもらっても、なかなか折伏できるようにはなりません。
1回現場を見せてもらった方が早いのです。
座談会は、もともと折伏の場です。新来者がいる場合、式次第を柔軟に変更し、担当幹部は折伏のお手本を見せなくてはいけません。
それができなければ、司会者、担当幹部の資格はありません。
また当然ながら、担当幹部は自ら率先して新来者を連れてくるべきでしょう。
なかなか折伏が決まらないメンバーは、自己流でやろうとするより、信頼できる幹部を連れて行って話をしてもらったほうがいいでしょう。もちろん壮婦の幹部でも結構です。
幹部の折伏を見学することこそが、最高の勉強です。
もちろんこれは「幹部に折伏の力量がある」ことが絶対条件となります。悪いお手本なら、見ない方がマシです。
だからこそ、折伏の実績が無い人間を、幹部にしてはならないのです。
また幹部も、折伏の場にはできるだけ若手メンバーを誘い、お手本を見せることです。
慣れてきたら、メンバー自身に折伏をやらせ、自らは現場で見守ることです。
それが真の意味での人材育成なのです。今、全然できていませんよね?
号令をかけている暇があったら、まず自分で1人でも対話の約束を取り付けることです。そのくらいできなければ、幹部の資格はありません。
創価班も牙城会も、折伏をサボっていたらただの警備ボランティアです。任務が訓練だと思ったら大間違いです。
創価学会はあくまで「折伏できる人材」を育てるために存在するのです。