池田大作全集93 230頁より
どこまでも「青年創価学会」である。
(周恩来)総理は、3つの点を強調された。
「青年を尊重する」こと。
「青年を重んじ、抜擢する」こと。
「青年から学ぼうとする」ことである。
学会も、どんどん青年を抜擢してきた。青年から学んできた。だから大発展したのである。
青年を大事にしない団体は、必ず衰亡するからである。学会は、絶対に、そうあってはならない。
将来のために、あえて言い残しておきたい。
いつの時代にも、先輩の目には、後輩は未熟に見えるものです。
だからといって、思い切って世代交代を進めなければ、いつまでも人は育たず、組織は老化する一方です。
その意味で、学会も公明党も老化が進んでいます。
しかしながら、先輩の指示をそつなくこなす「YESマン」ばかりを幹部に登用するのは間違いです。
彼らは、上の支持を受けないと何もできません。
自己判断が必要な立場になると、そういう訓練は受けていないので、トンチンカンな判断ばかりして現場を混乱させます。
何より、彼らはメンバーの気持ちを考えていません。組織の指示を実行すればそれで良い、自分が叱られなければ良いという考え方です。
いわば「昭和の訓練」しか受けていない若年寄を、令和のリーダーに選んではいけないのです。
基本的に次世代のリーダーは、先輩の価値観の押し付けではなく、後輩たち自身が協議して決めていくべきでしょう。