随筆人間世紀の光より 2004/9/3
私の会長辞任の背景には、私と会員の間を裂く、陰険なる離間工作があった。
最高幹部の連中も動揺が激しく、我が本陣は、怪物たちの行動によって変えられようとしていった。
うろたえた最高幹部よりも、第一線の戦場で戦い抜いている、あの強靭な魂の勇士たちとの語らいが最も大切であると、私は心ひそかに思っていた。
最も基本である家庭訪問に走った。最も根本である個人指導に奔走した。
学会の首脳たちは、坊主どもの攪乱に怯え、常に宗門に監視されているような空気となってしまった。
ふぬけになった幹部らの不甲斐なさにあきれて、私は1人、強い決心で、反撃に出た。
これは会長勇退より4半世紀後に発表されたエッセイですが、最高幹部に対するダメ出しが、これでもかと続いていきます。
仏法上の罪に時効はありません。だからこそ先生は、あえて厳しい怒りを見せられたのでしょう。
ともあれ最高幹部だからといって、いざという時に信用できるとは限りません。しょせん役職では分かりません。
肝心なのは、役職に関係なく「私が創価学会を守る」という一念です。師匠がそうであったように。
もし再び、師を裏切る最高幹部が現れたなら、君たち青年が池田先生に代わって厳しく叱り、正体を暴いて追放していくのです。