人間革命「黎明」によれば、戸田先生は獄中で朝夕2000遍の唱題ののち、家族に100遍ずつ題目を送られていたと記されています。
「2000ずつ」なのか、「合わせて2000」なのかは不明ですが、ともかく
2000遍ならば40分ほどで終わります。
当時は5坐3坐なので、今より助行に時間がかかっていたのは確かですが、少なくとも一度の勤行が驚くほど長かったことはなさそうです。
長くては悪いということはありませんが、長ければいいということもありません。
集中力には個人差がありますし、その日の体調やスケジュールもあります。
少なくとも、長時間の題目を強信の証と考えるのは幼稚ですし、題目を長く唱えることを目標に修行することも間違いです。
「これだけ唱えないと成仏できない」という決めつけは、一遍の題目を軽んじることであり、むしろ正法誹謗です。
題目の長さを誇るのは弟子の道ではありません。そのような幹部がいたなら、学会を内側から破壊する天魔の遣いでしょう。