人間と仏法を語る②より
生身の人間であるし、いつまでも全力疾走するわけにもいかない。
(副会長に)休養を取ったほうがいいと皆で進言した。
現在、鋭気を養ってもらっている。
時代は常に変化していくし、いつまでもひとりの指導者が中心者として全責任をもってやっていくことも、まことに難儀の場合も出るであろう。
順番で次の人にバトンタッチしていくのが自然である。
青年部も立派に成長しているし、各方面で疲れた最高幹部は少しずつ休んでもらうことも必要ではないかと思う。
これはやんわりとした表現であるものの、実質としては最高幹部の世代交代を促す指導です。(名誉会長に直接の人事権は無い)
最高幹部の世代交代が遅すぎるのは、学会の最大の弱点です。
中心者が交代しなければ、その分、後輩が成長する機会を奪ってしまいます。組織が私物化されるリスクも高まります。
残念ながら、年齢と共に信心が濁ってくる幹部もいます。そうした幹部に組織を汚染させないためにも、新陳代謝は不可欠です。
また、任期があいまいであることも、みんな幹部を受けたがらない原因でしょう。
特に正役職は負担が大きいので、あらかじめ定められた任期で卒業できるように配慮し、個人に負担が集中しないよう、みんなで意識していくべきです。
役職が信心の根本ではないのですから。