池田大作全集100 19頁より
題目をあげることも大事。弘教をすることも大事。
しかし、無理に押し付けたりして、皆が苦しむようなことがあってはいけない。
唱題も大勢で長時間やればいいというものでもない。
「一編の題目」にも「無量の福徳」が納まっているのである。
その点、リーダーは、最大に配慮していってもらいたい。
2006/1/2指導
これは、池田先生が長時間のリレー唱題会を明確に否定されている、重要な「文証」です。
ぜひ、あなたの組織でも紹介してあげてください。
もちろん、10時間は「長時間」に含まれるでしょう。池田先生が否定されている以上、そのような唱題会に参加する必要はありません。
師の禁止命令を無視して、長時間の唱題会を強制するような組織は、もはや「派閥」であり、それ自体が破和合僧です。
幹部の中には、
「題目が足りないから功徳が出ない」
という考え方をする人が多いのですが、「悪との闘い」や「折伏」や「新聞配達」などを避けていては、どんなに題目を唱えても、それほどの功徳は出ないものなのです。
長時間唱題会で、特に注意を要するのは「エコノミークラス症候群」です。
椅子に4時間座ると、血栓が詰まるリスクが倍増します。正座ならば、もっと早くリスクが上昇するでしょう。
2時間以上も休憩を取らずに正座して題目を唱えるのは、命がけの荒行なのです。これはもはや外道の修行です。
外道の生命を転換するための、仏道修行です。
形だけ法華経に帰依しているようであっても、師の教えを無視するならば、かえって成仏への道は閉ざされてしまうのです。
ホルモン補充療法を受けている婦人は、特に血栓ができやすくなっています。
個人で題目を唱える場合も、せめて1時間に1度は休憩して足を崩し、水分補給を忘れないようにしましょう。