「紙にインクで印刷されただけの本尊に力があるわけがない」
折伏で誰もが最初に突っ込まれる疑問です。
ここで切り返せなければ、対話が終わるだけでなく、自身の信心も壊れてしまいます。折伏は真剣勝負です。
飛行機は巨大な鉄の塊です。鉄の比重は空気よりはるかに重いので、本来なら空を飛べるわけがありません。しかし現実に、この瞬間にも数えきれないほどの「鉄の塊」が世界の空を飛んでいます。
「鉄が空を飛ぶわけがない」という人は、材料と完成品を混同しているのです。紙の本尊を紙でしかないという人も、全く同じです。
御本尊の本質はもちろん材料ではなく、記された「情報」です。石材だろうが金属だろうがCGだろうが、材料は何でも構わないんです。
そしてまた、飛行機をただの鉄塊と信じる人は、決してエンジンをかけてみようとはしないでしょう。当然、空を飛ぶことはありません。
飛行機ですら、動かすには「まず信心」が必要なのです。
御本尊を紙としか信じていなければ、紙以上の力用を発揮することはありません。
それは蓮祖の責任でも、学会の責任でもありません。
結局は「自らの信心」が一切の源なのです。