大聖人が他の星にご出現されたなら、その星の文字を用いて御本尊を顕されるはずです。
他の星に「南」「無」といった文字があるとは思えません笑
つまり、三千大千世界にはあらゆる文字で顕された御本尊が存在し、そのうちのひとつが、地球語の御本尊ということになります。
したがって、御本尊に用いられている文字は、御本尊の本質そのものではないのです。仏界に特定の形はありませんから。
表現しがたい境涯を、凡夫のために強いて顕されたのが、この御本尊なのです。
御本尊の左右に記されている梵字が読めなくても、成仏とは何の関係もありません。
御本尊はあくまで仏界の「表現」であり、仏界そのものは、あくまであなたの生命に存在しているのです。
目が不自由で御本尊を見られない同志がいても、成仏とは何の関係もありません。
肉眼ではなく、仏眼で拝することです。
お題目はさすがに他の星でも「ナンミョウホウレンゲキョウ」の発音だと思いますが、他の星の住民にも、地球人と同じ発音ができるとは限りません。
その場合、その星の大聖人は、別の発音の題目を弘められるでしょう。
一大秘法の南無妙法蓮華経でさえ、方便であるかもしれないのです。
肝心なのは信心なので、正確に題目を発音できない同志がいても、決して叱ったり、見下したりしてはいけません。
多宝如来の宝塔(御本尊)を供養し給うかとおもへば・さにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり
宝塔御書
汝等が身を以って本尊と為す可し
御本尊七箇相乗
本門寿量の当体蓮華の仏とは日蓮が弟子檀那等の中の事なり
当体義抄